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概要
中山川ダムは、山口県岩国市を流れる二級水系島田川水系・中山川に築かれた重力式コンクリートダムです。堤高37メートル、堤頂長143メートルという中規模の堤体が谷をせき止め、洪水調節と地域への水道用水供給という二つの役割を担っています。周囲は緑濃い里山に囲まれ、堤体から見下ろすダム湖と、放流設備が並ぶ堤体の造形は、土木施設ならではの静かな迫力を感じさせます。派手な観光地ではありませんが、ドライブや川沿い散策の途中に立ち寄れば、山口県東部の水を支える現場の空気に触れられます。
見どころ
- ●谷をせき止める堤高37メートル・堤頂長143メートルの重力式堤体
- ●755万立方メートルをたくわえる山あいのダム湖
- ●洪水調節と水道用水供給という治水・利水の両立
- ●周囲の里山と水面がつくる静かな景観
歴史・背景
建設は1974年に始まり、約20年をかけて1995年に完成しました。集水面積はおよそ15平方キロメートル、満水時には約57ヘクタールの湛水面積を持ち、755万立方メートルの水をたくわえられる設計です。中山川は流域に洪水被害をもたらすことがあり、その治水と、増えつづける水需要への対応を両立させるために計画されたダムでした。長い工期は、当時の丁寧な調査と施工の積み重ねを物語っています。
アクセス
所在地は山口県岩国市の内陸部(およそ北緯34.06度・東経132.05度)で、岩国市街から中山川沿いに車で向かうのが基本です。公共交通は限られるため、自家用車やレンタカーでの来訪が現実的です。ダム管理用の道路や見学の可否は時期によって異なる場合があるため、訪問前に岩国市や管理者の公式情報で確認することをおすすめします。
ベストシーズン
新緑がまぶしい初夏と、周囲の里山が色づく秋がとくに気持ちよい季節です。梅雨や台風の時期は放流の様子が見られることもありますが、増水時は無理に近づかず安全を最優先に。冬は空気が澄み、静かな水面と山並みのコントラストが楽しめます。
地図
34.0575, 132.0525 · Wikidata
モデルコース
- 1岩国市街を出発し、中山川沿いに車でダムへ向かう
- 2ダム下流側から堤体を見上げ、スケール感を体感する
- 3堤体上や展望できる場所からダム湖と山並みを眺める
- 4帰路に川沿いの里山風景を楽しみながら岩国方面へ戻る
豆知識
💡 堤高37メートルは、ビルにすればおよそ十数階分に相当します。1974年の着工から1995年の完成まで20年余りを要した点は、治水と利水を両立させるダム事業の息の長さをよく表しています。
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