
概要
御庄川ダム(みしょうがわダム)は、山口県岩国市を流れる二級河川・錦川水系の御庄川に築かれた重力式コンクリートダムです。堤高は約21.8メートル、堤頂の長さは101.5メートルとダムとしては小ぶりで、山口県が管理する治水専用のダムとして下流域を洪水から守る役割を担っています。ダム湖は五瀬ノ湖(ごせのこ)と名付けられ、山あいに静かな水面を広げます。観光地化された派手な施設ではありませんが、里山の川と石造りの堰堤が織りなす素朴な風景を味わえる、知る人ぞ知るスポットです。
見どころ
- ●堤頂長101.5メートルの重力式コンクリート堰堤が描く直線美
- ●山あいに静かに水を湛えるダム湖・五瀬ノ湖の眺め
- ●洪水調節に特化した治水専用ダムという珍しい成り立ち
- ●錦川水系・御庄川がつくる里山の川辺の風景
歴史・背景
御庄川ダムは戦後の治水事業の一環として計画され、1958年(昭和33年)に完成しました。集水面積は約21.3平方キロメートルと限られていますが、御庄川の急な出水を受け止め、下流の岩国市街を水害から守るための洪水調節を主な目的としています。発電や上水道ではなく、あくまで川の流れをコントロールする「治水ダム」として長く地域を支えてきた点に、この堰堤の存在意義があります。詳しい管理体制や見学の可否は公式情報で確認してください。
アクセス
所在地は山口県岩国市、緯度およそ34.13度・経度132.15度付近の山間部です。岩国市の中心部から御庄川沿いに車で北上するのが分かりやすく、公共交通での接近は限られるため自家用車やレンタカーの利用が現実的です。周辺は道幅の狭い山道となる区間もあるので、運転には十分注意してください。最新のルートや駐車の可否は公式情報や地図サービスで確認することをおすすめします。
ベストシーズン
新緑がまぶしい初夏と、山肌が色づく秋が特におすすめです。梅雨や台風の増水時はダムが本来の治水機能を発揮する時期でもありますが、川が荒れるため近づくのは避け、水位が落ち着いた晴天日にゆっくり訪れるのがよいでしょう。冬の澄んだ空気の中で見る五瀬ノ湖の静けさもまた格別です。
地図
34.1292, 132.1508 · Wikidata
モデルコース
- 1岩国市中心部から御庄川沿いに車で北上し山間部へ
- 2御庄川ダムの堰堤に到着し、直線的なコンクリートの堤体を見学
- 3ダム湖・五瀬ノ湖の水面と周囲の里山の景色を眺める
- 4帰路は岩国の錦帯橋など市街の名所と組み合わせて散策
豆知識
💡 堤高21.8メートルは大型ダムに比べれば控えめですが、限られた集水域で洪水をさばく治水ダムとしては十分に働きます。ダム湖の「五瀬ノ湖」という雅な名前も、この場所を訪ねる楽しみのひとつです。
周辺の観光スポット
みんなのクチコミ0
まだクチコミがありません。最初の投稿をしてみませんか?