
概要
長者ヶ平古墳(ちょうじゃがなるこふん)は、鳥取県米子市淀江町福岡にある帆立貝形の古墳です。円い墳丘の一方に短い方形の張り出しが付く独特の平面形が特徴で、その姿がホタテ貝を思わせることから名づけられました。米子市南東部に広がる向山古墳群を構成する一基(向山5号墳)で、周辺には大小の古墳が点在します。史跡指定は受けていない素朴な存在ですが、そのぶん柵や整備が最小限で、古墳の輪郭を間近に感じられる場所です。
見どころ
- ●円丘に方形の張り出しが付く帆立貝形の独特なシルエット
- ●向山古墳群の一基(向山5号墳)としての位置づけ
- ●整備が最小限で当時の地形の起伏を感じられる素朴さ
- ●近隣に点在する大小の古墳とあわせた古墳めぐり
歴史・背景
築造は6世紀ごろとみられます。帆立貝形古墳は前方後円墳を簡略化したような形で、この時代の地域の有力者が葬られたと考えられています。向山古墳群には形や大きさの異なる墳丘が集まっており、長者ヶ平古墳はその中でも独特の平面形で個性を放ちます。国の史跡には指定されていないため大規模な復元整備は行われておらず、築かれた当時の地形の起伏を残したまま静かにたたずんでいます。
アクセス
米子市淀江町福岡、北緯35.45・東経133.44付近の丘陵にあります。JR山陰本線の淀江駅方面から向かうのが一般的で、周辺の向山古墳群と合わせて歩いて回るとよいでしょう。細い道や未舗装区間を含むため歩きやすい靴がおすすめです。最新の見学ルートや駐車の可否は米子市の公式情報で確認をしてください。
ベストシーズン
草が伸びきる前の春や、空気の澄む秋が墳丘の形を観察しやすい季節です。夏は草木が茂って輪郭が見えにくく、虫よけも要ります。冬は見通しがよくなりますが足元がぬかるむことがあります。
地図
35.4531, 133.4401 · Wikidata
モデルコース
- 1淀江駅周辺から向山古墳群エリアへ移動
- 2長者ヶ平古墳の帆立貝形の平面をぐるりと観察
- 3周辺の他の墳丘を歩いて見比べる
- 4淀江町の史跡や資料館で地域の古代史を補足
豆知識
💡 「長者ヶ平」という地名は、かつてこの地に長者が住んだという言い伝えに由来するとされます。帆立貝形という呼び名は考古学の分類用語で、実際に貝を模したわけではありません。
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