
概要
殿ダムは、鳥取市を流れる千代川水系の袋川に築かれた高さ75メートル、堤頂の長さ約294メートルのロックフィルダムです。国土交通省が直轄で管理する多目的ダムで、洪水を防ぐ治水と、鳥取市への水の供給という利水の両面を担っています。ダム湖は万葉集ゆかりの名を冠した因幡万葉湖と呼ばれ、水辺の景観と古代のロマンをあわせて楽しめるスポットです。
見どころ
- ●高さ75メートル・堤頂長約294メートルのロックフィルダム
- ●治水と鳥取市への利水を担う国交省直轄の多目的ダム
- ●大伴家持ゆかりの名を冠したダム湖「因幡万葉湖」
- ●石を積み上げる構造が生む重厚なダムの景観
歴史・背景
殿ダムは、千代川水系の治水と鳥取市への利水を目的として、特定多目的ダム法にもとづく特定多目的ダムとして計画・建設されました。石を積み上げてつくるロックフィルダムという構造をとり、地域の安全な暮らしと水利用を長く支える基盤となっています。ダムによって生まれた人造湖には、万葉集の編者・大伴家持が現在の鳥取市国府町にあたる地でその最後の歌を詠んだという故事にちなみ、因幡万葉湖の名が与えられました。
アクセス
所在地は鳥取市(北緯約35.45度・東経約134.34度付近)で、鳥取市中心部から東へ入った袋川の上流域にあたります。山あいへ向かう道のりとなるため、車での訪問が便利です。ダムの管理施設の見学可否や周辺道路の状況は季節や工事などで変わることがあるので、訪問前に公式情報で確認をおすすめします。
ベストシーズン
湖面と山並みが織りなす景色は一年を通して表情を変えますが、新緑の映える春から初夏、そして紅葉が湖に映り込む秋がとくに美しい季節です。山あいのため朝晩は冷えることがあり、天候の急変にも備えて出かけるとよいでしょう。
地図
35.4492, 134.3422 · Wikidata
モデルコース
- 1鳥取市中心部から袋川上流の殿ダムへ向かう
- 2ダムの堤体をながめ、その規模を体感する
- 3因幡万葉湖の水辺と山並みの景色を楽しむ
- 4大伴家持ゆかりの国府町エリアの史跡へ足を延ばす
豆知識
💡 ダム湖の名「因幡万葉湖」は、万葉集を今に伝えた歌人・大伴家持が、この地域で生涯最後の歌を詠んだという伝えに由来します。治水と利水を担う現代の巨大構造物に、古代の和歌の記憶が重ねられているのが殿ダムの魅力のひとつです。
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