概要
出流原遺跡(いずるはらいせき)は、栃木県佐野市出流原町に所在する複合遺跡です。縄文時代から平安時代にかけて人々の営みが重なった土地で、なかでも弥生時代中期前半の再葬墓群が見つかったことで知られています。悠久の時をまたいで暮らしの痕跡が積み重なった場所であり、関東の古代史をたどる旅人にとって見逃せないスポットといえます。
見どころ
- ●弥生時代中期前半の再葬墓群が見つかった学術的に貴重な遺跡
- ●縄文から平安まで時代が重なる複合遺跡
- ●佐野市指定有形文化財に数えられる出土遺物
- ●一部が国の重要文化財に指定された明治大学所蔵品
歴史・背景
この遺跡は縄文から平安まで幾多の時代の痕跡を宿す複合遺跡で、とりわけ弥生時代中期前半の再葬墓群が検出された点が学術的に注目されてきました。出土した弥生時代の遺物のうち、佐野市が所有するものは佐野市指定有形文化財(考古資料)に指定され、明治大学が所有するものの一部は国の重要文化財に指定されています。人々の死生観や葬送の営みを今に伝える、貴重な手がかりを残す遺跡です。
アクセス
所在地は栃木県佐野市出流原町で、おおよそ北緯36.36度・東経139.54度に位置します。佐野市街や東北自動車道の佐野藤岡インターチェンジ方面から車でアクセスするのが便利です。遺跡そのものの公開状況や、出土品を見られる施設については変わることがあるため、訪れる前に公式情報で確認を。
ベストシーズン
屋外の遺跡を歩くなら、暑さや寒さの和らぐ春や秋が過ごしやすくおすすめです。出流原の一帯は湧水や自然に恵まれた地域としても知られ、周辺散策とあわせて季節の景色を楽しめます。出土品の展示を目当てにする場合は、施設の開館日を事前に確かめておくと安心です。
地図
36.3642, 139.5405 · Wikidata
モデルコース
- 1佐野市街から出流原町の遺跡周辺へ
- 2複合遺跡の広がりと立地を現地で体感
- 3出土品を収める施設で弥生の遺物や再葬墓の解説にふれる
- 4湧水で知られる出流原周辺の自然もあわせて散策
豆知識
💡 「再葬墓」とは、一度葬った遺骨を後から改めて壺などに納めて葬る、弥生時代に見られる特徴的な墓制です。出流原遺跡はその墓群がまとまって見つかった例として重要で、古代の人々の丁寧な弔いの心をうかがわせます。
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