
概要
日出生ダム(ひじゅうダム)は、大分県玖珠郡玖珠町日出生を流れる駅館川水系日出生川に築かれた灌漑用のロックフィルダムです。堤体の高さは48メートルで、岩石を積み上げて造る堅牢なロックフィル形式が採用され、周辺の農地へ安定して水を供給する役割を担っています。3門のラジアルゲートを備えた姿が特徴で、山あいの静かな水辺として訪れる人の目を楽しませます。観光地として大きく開発された場所ではありませんが、農業を支える水の風景と自然の落ち着きを味わえるスポットです。
見どころ
- ●高さ48メートルの堅牢なロックフィルダムの堤体
- ●3門のラジアルゲートを備えた特徴的な放流設備
- ●山あいに広がる静かなダム湖の水面
- ●すぐ下流にある日本の滝百選「西椎屋の滝」
歴史・背景
1964年に事業が起こされ、1969年に完成した比較的歴史のあるダムです。玖珠盆地とその周辺に広がる田畑への灌漑を目的として建設され、水利用が難しかった一帯の農業を長く支えてきました。ロックフィルダムは岩石と土を積み上げて水をせき止める形式で、コンクリートダムとは異なる自然になじんだ堤体の質感が見どころです。3門のラジアルゲートは、必要に応じて放流量を調整するための設備で、農業用水の管理に重要な役割を果たしています。
アクセス
北緯33.35度、東経131.24度付近、大分県玖珠郡玖珠町日出生の山間部に位置します。玖珠町の中心部から車で山道を上る形になり、公共交通での直接アクセスは限られるため、レンタカーなど自動車での訪問が現地では便利です。道は狭い区間もあるため運転には注意し、周辺の道路状況や見学の可否は玖珠町の公式情報で事前に確認することをおすすめします。
ベストシーズン
新緑がまぶしい春から初夏、そして木々が色づく秋が、山あいの水辺を楽しむのに適した季節です。周辺は自然が豊かで、季節ごとに移ろう山の表情とダム湖の静かな水面が調和します。冬は山道の凍結や積雪の可能性があるため、訪れる際は天候と路面状況を十分に確認してください。
地図
33.3547, 131.2489 · Wikidata
モデルコース
- 1玖珠町の中心部から車で山間へ向かう
- 2日出生ダムの堤体とラジアルゲートを見学する
- 3静かなダム湖の景観と自然を眺める
- 4下流の西椎屋の滝へ足を延ばして名瀑を鑑賞する
豆知識
💡 ダムのすぐ下流には「西椎屋の滝」があり、日本の滝百選に選ばれている名瀑として知られています。ダム見学とあわせて滝の景観を楽しめるのは、日出生ダム周辺ならではの魅力です。灌漑用ダムでありながら、こうした自然の名所と隣り合っている点が、この地を旅の目的地として少しユニークなものにしています。
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