
概要
畝傍山(うねびやま)は、奈良盆地の南部にそびえる標高198.8メートルの山で、橿原市のシンボル的存在です。天香久山・耳成山とともに「大和三山」と称され、その中では最も高い山でもあります。かつては「畝火山」「雲根火山」などとも記され、万葉集では「瑞山(みずやま)」と美しく詠まれました。2005年には他の二山とともに国の名勝に指定され、歴史的風土特別保存地区にも含まれる、古代大和の原風景を今に伝える名峰です。
見どころ
- ●大和三山のなかで最も高い標高198.8メートルの姿
- ●万葉集に「瑞山」と詠まれた古代からの名峰
- ●山頂に残るとされる死火山の火口のあと
- ●国の名勝・歴史的風土特別保存地区に含まれる景観
歴史・背景
畝傍山は古代から大和の人々に親しまれ、万葉集にも詠み込まれた由緒ある山です。天香久山・耳成山と並ぶ大和三山の一つとして、飛鳥・藤原京の時代の景観を象徴してきました。地質的には、山麓には片麻岩の新しい岩が、中腹より上には黒雲母や安山岩が見られ、山頂には死火山の火口のあとが残るとされます。2005年7月14日には三山そろって国の名勝に指定され、周辺は歴史的風土特別保存地区として守られています。
アクセス
橿原市に位置し、北緯34.49度・東経135.78度付近にあります。近鉄橿原線の畝傍御陵前駅やJR畝傍駅、大和八木駅周辺が拠点となり、そこから登山口まで徒歩でアクセスできます。標高200メートルほどの低山で、麓からは1時間ほどの手軽な登山が楽しめます。詳しい登山道や所要時間は公式情報で確認してください。
ベストシーズン
新緑の映える春から初夏、空気が澄んで奈良盆地の眺めが良い秋がとくにおすすめです。低山ながら山頂からは大和三山の残る二山や周囲の平野が見渡せ、季節ごとに表情を変えます。夏は木陰が涼しく、冬でも比較的登りやすい山です。
地図
34.4925, 135.7847 · Wikidata
モデルコース
- 1畝傍御陵前駅など最寄り駅から登山口へ向かう
- 21時間ほどで畝傍山の山頂を目指す
- 3山頂から天香久山・耳成山や奈良盆地の眺めを楽しむ
- 4麓に下りて橿原神宮など周辺の名所をあわせて巡る
豆知識
💡 標高は198.8メートルとされますが、山頂の三等三角点の標高は198.49メートルで、わずかに数値が異なります。山頂には死火山の火口のあとがあると伝えられ、「奈良百遊山」の一つにも数えられています。万葉集で「瑞山」と詠まれた、みずみずしい姿がその名の由来をしのばせます。
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