
概要
奈良公園は、奈良県奈良市の若草山の麓に広がる都市公園です。1880年(明治13年)に開設された日本でも屈指の歴史をもつ公園で、公園そのものが国の名勝に指定されています。公式の面積はおよそ502ヘクタールですが、園内やその周縁に建つ東大寺・興福寺・春日大社・奈良国立博物館の敷地まで含めると660ヘクタールにも及び、寺社と自然と野生の鹿が一体となった、奈良ならではの景観をつくり出しています。
見どころ
- ●国の名勝に指定された502〜660ヘクタールに及ぶ広大な園地
- ●園内を自由に歩く1,200頭以上の野生のシカ(国の天然記念物)
- ●東大寺・興福寺・春日大社という世界的な寺社が園内・周縁に集まる立地
- ●「日本さくら名所100選」「日本の都市公園100選」に選ばれた景観
歴史・背景
公園の始まりは1880年、国有地だった興福寺境内の約14ヘクタールが公園に指定されたことにさかのぼります。1889年には東大寺や春日野、若草山などの山地が加わって535ヘクタールへと拡張されました。戦後の1949年から1951年にかけて寺社境内の公園指定が解除され約500ヘクタールに縮小しましたが、1960年に都市公園法に基づき面積502ヘクタールの「奈良公園」として正式に指定され、今日に至ります。園内を1,200頭以上の野生のシカが自由に歩き回り、これも国の天然記念物として保護されています。
アクセス
所在地は奈良市(北緯34.685度・東経135.843度付近)で、奈良市街の東側に位置します。近鉄奈良駅やJR奈良駅から東へ向かうと公園の入り口に至り、興福寺や猿沢池のあたりから東大寺・春日大社方面へと園地が続きます。園内は徒歩での散策が基本です。最新の交通機関や駐車場の情報は公式情報で確認をおすすめします。
ベストシーズン
四季それぞれに表情がありますが、園内はソメイヨシノなどが咲き誇る「日本さくら名所100選」の一つで、春の花見が格別です。秋は東大寺や春日大社の社叢とともに紅葉が色づき、鹿と落葉が織りなす風景が広がります。夏は木陰の多い園路が涼を、冬は澄んだ空気の中で若草山を望む静けさを楽しめます。
地図
34.6855, 135.8434 · Wikidata
モデルコース
- 1興福寺と猿沢池のあたりから散策をスタートし、五重塔越しの景観を楽しむ
- 2参道を東へ進み、鹿とふれあいながら奈良国立博物館周辺へ
- 3東大寺へ向かい、大伽藍と門前のにぎわいを体感する
- 4春日大社の参道から社叢を抜け、余力があれば若草山の麓へ足を延ばす
豆知識
💡 奈良公園は「日本の都市公園100選」にも選ばれており、都市公園としての完成度が高く評価されています。園内の野生シカは観光客におなじみですが、シカは天然記念物であり餌の与え方などにルールがある点は知っておくとよいでしょう。植生も豊かで、マツ・サクラ・カエデ・ウメ・スギ・アセビなどが四季を彩ります。
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