
概要
梅山古墳(うめやまこふん)は、奈良県高市郡明日香村にある前方後円墳です。飛鳥の里に築かれた大型の古墳で、宮内庁により「檜隈坂合陵(ひのくまのさかあいのみささぎ)」として第29代欽明天皇の陵に治定されています。周囲には田園と集落が広がり、静かな明日香の風景の中で古代大和王権の時代へ思いを馳せられる場所です。石舞台古墳やキトラ古墳など飛鳥の遺跡巡りとあわせて訪ねたい史跡のひとつです。
見どころ
- ●欽明天皇陵「檜隈坂合陵」に治定された大型の前方後円墳
- ●古墳時代の大王クラスにふさわしい前方後円墳の堂々たる墳形
- ●『日本書紀』に記された堅塩媛の改葬伝承にまつわる歴史
- ●田園に囲まれた明日香村ならではの静かな史跡の佇まい
歴史・背景
実際の被葬者は明らかになっていませんが、宮内庁は本古墳を欽明天皇の陵「檜隈坂合陵」として治定しています。『日本書紀』によれば、推古天皇20年(612年)2月には欽明天皇の妃であった堅塩媛(きたしひめ)もこの檜隈坂合陵に改葬されたと伝えられ、古代の皇統と深く結びついた陵墓とされています。前方後円墳という形状は古墳時代の大王クラスの墓に多く見られる形式で、明日香の地が大和王権の中枢であった時代の記憶を今に伝えています。
アクセス
奈良県高市郡明日香村に位置します。近鉄橿原神宮前駅や飛鳥駅から明日香周遊のバスやレンタサイクルを利用して巡るのが便利です。陵墓として宮内庁が管理しているため内部には立ち入れませんが、外周から前方後円墳の姿を眺めることができます。詳しい行き方は公式情報で確認するとよいでしょう。
ベストシーズン
明日香村は四季折々の田園風景が魅力で、春の芽吹きや秋の稲刈りの頃はのどかな里山の景色が広がります。レンタサイクルで史跡を巡るなら、暑さの和らぐ春や秋の晴れた日が特に快適です。
地図
34.4687, 135.8008 · Wikidata
モデルコース
- 1橿原神宮前駅または飛鳥駅からレンタサイクルで明日香巡りを開始
- 2梅山古墳(欽明天皇陵)を訪ね、前方後円墳の墳形を外周から眺める
- 3近隣の石舞台古墳や高松塚古墳など飛鳥の遺跡をあわせて見学
- 4明日香の田園風景を楽しみながら駅へ戻り一日を締めくくる
豆知識
💡 宮内庁により第29代欽明天皇の陵「檜隈坂合陵」に治定されている点が最大の特徴です。『日本書紀』には推古天皇20年(612年)に欽明天皇の妃・堅塩媛がこの陵へ改葬されたと記され、被葬者をめぐる古代史のロマンをかき立てる古墳です。
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