概要
瑞巌寺は、日本三景のひとつ松島にある臨済宗妙心寺派の禅寺です。正式には松島青龍山瑞巌円福禅寺といい、古くは松島寺とも呼ばれました。平安時代の828年(天長5年)の創建と伝わる古刹で、本堂・庫裡・廊下が国宝に指定されています。仙台藩主・伊達政宗ゆかりの寺としても知られ、松島湾の景勝とともに東北屈指の名刹に数えられます。
見どころ
- ●本堂・庫裡・廊下が国宝に指定された壮麗な禅寺建築
- ●伊達政宗手植えと伝わる紅白の梅「臥龍梅」
- ●松尾芭蕉の参詣にちなむ11月の芭蕉祭
- ●日本三景・松島湾を望む景勝地としての立地
歴史・背景
瑞巌寺は828年、平安時代の慈覚大師によって創建されたと伝わります。その後、天台宗延福寺、臨済宗建長寺派円福寺を経て、現在の臨済宗妙心寺派瑞巌寺へと宗派と寺号が変遷しました。江戸時代前期の1689年(元禄2年)には俳人・松尾芭蕉が参詣し、その縁で毎年11月第2日曜日に芭蕉祭が営まれます。境内には伊達政宗の手植えと伝わる紅白の梅「臥龍梅」があり、名将の記憶を今に伝えています。
アクセス
宮城県宮城郡松島町、松島湾に臨む場所に位置します。おおよそ北緯38.37度・東経141.06度で、日本三景の松島観光の中心にあたります。松島海岸の周辺からアクセスしやすい立地ですが、拝観時間や交通の詳細は公式情報で確認をおすすめします。
ベストシーズン
松島湾の眺めと合わせて、四季それぞれに趣があります。境内の臥龍梅が咲く早春は特に見どころで、松島全体が新緑や紅葉に彩られる季節も美しい時季です。大晦日には火防鎮護の祈祷「火鈴巡行」や、一般も撞ける除夜の鐘が知られ、年の瀬の参拝も格別です。
地図
38.3722, 141.0596 · Wikidata
モデルコース
- 1松島海岸から瑞巌寺の参道へと歩を進める
- 2国宝の本堂・庫裡で桃山文化の粋な意匠を鑑賞
- 3境内の臥龍梅など伊達政宗ゆかりの見どころをめぐる
- 4参拝後は松島湾の景色や周辺の名所へ足をのばす
豆知識
💡 瑞巌寺は、平泉の中尊寺・毛越寺、山形の立石寺とともに「四寺廻廊」という巡礼コースを構成しています。また奥州三十三観音霊場にも数えられます。かつて参道には象徴的な杉並木がありましたが、2011年3月11日の東日本大震災の津波と塩害による立ち枯れのため、約300本が伐採されました。
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