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概要
冠島(かんむりじま)は、京都府舞鶴市の沖、若狭湾に浮かぶ無人島です。面積は約0.22平方キロメートルの小島で、オオミズナギドリの一大繁殖地として知られ、1924年(大正13年)に国の天然記念物に指定されました。バードライフ・インターナショナルにより重要野鳥生息地(IBA)にも認定されています。古くから信仰の対象とされ、島には老人島神社がまつられるなど、自然と祈りが息づく神秘的な島です。
見どころ
- ●オオミズナギドリの一大繁殖地で、1924年指定の国の天然記念物
- ●バードライフ・インターナショナル認定の重要野鳥生息地(IBA)
- ●老人島神社をまつり、古代の宗教儀式の痕跡を残す信仰の島
- ●約2キロ先の沓島と、中間の岩礁「中津ぐり」がつくる海景
歴史・背景
冠島は古代から宗教的な儀式が行われた痕跡を残す、信仰の島です。大本教では「沓島」とともに聖地とされ、冠島は「老人島(おいとじま)」とも呼ばれてきました。1924年にオオミズナギドリの繁殖地として国の天然記念物に指定され、以来、貴重な海鳥の楽園として保護されています。近隣には約2キロメートル離れて沓島が浮かび、両島の中間には中津ぐりと呼ばれる岩礁が横たわっています。
アクセス
京都府舞鶴市の沖合、若狭湾内に位置し、緯度およそ35.68度・経度およそ135.43度の海上にあります。無人島であり、現在は冠島・沓島鳥獣保護区に指定されているため、島への上陸は原則禁止されています。訪れる際は舞鶴などから出る船上からの遠望が基本となり、レクリエーション向けのダイビングサービスも利用できるとされます。運航状況やルールは公式情報で必ずご確認ください。
ベストシーズン
オオミズナギドリは春から秋にかけて島で繁殖するため、海鳥の営みを感じられるのはこの時期です。若狭湾のクルーズやダイビングを楽しむなら、海が穏やかで気候の良い初夏から秋がおすすめです。日本海側は冬に海が荒れやすいため、船で近づく場合は天候と運航状況に十分ご注意ください。
地図
35.6833, 135.4333 · Wikidata
モデルコース
- 1舞鶴の港から若狭湾へ出て、船上から冠島の姿を望む
- 2オオミズナギドリなど海鳥の生息環境と信仰の島の歴史に思いをはせる
- 3許可されたダイビングサービスで若狭湾の海中世界を楽しむ
- 4舞鶴に戻り、港町の海の幸や周辺の景勝を味わう
豆知識
💡 冠島は上陸が禁じられているため、島そのものが手つかずの自然のまま守られています。オオミズナギドリは夜行性の習性を持つ海鳥で、島は繁殖期に無数の鳥が集う「海鳥の聖域」となります。信仰の島としての歴史と、天然記念物としての価値をあわせ持つ点が大きな魅力です。
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