概要
高麗山(こまやま)は、神奈川県の平塚市と大磯町にまたがる標高168mの山です。大磯丘陵の東端にあたり、こんもりとした山容が相模湾沿いの風景の目印になっています。低山ながら広葉樹の自然林がよく残り、「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれた貴重な緑を抱く山です。歌川広重の『東海道五十三次』では平塚宿の背後にその姿が描かれ、街道の旅人にとっての目印でもありました。手軽なハイキングで自然と歴史のどちらも味わえる、湘南らしい親しみやすい山です。
見どころ
- ●「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれた広葉樹の自然林
- ●歌川広重『東海道五十三次』の平塚宿に描かれた山容
- ●約29haが整備された「高麗山県民の森」の散策路
- ●標高168mで気軽に登れる大磯丘陵東端の低山
歴史・背景
高麗山の名は、高句麗(中国東北部から朝鮮半島北部にわたる地域)からの渡来人に由来するといわれ、古代の東アジアとのつながりを今に伝えています。江戸時代には東海道の平塚宿の背後にそびえる山として知られ、歌川広重の『東海道五十三次』にもその特徴あるシルエットが描かれました。街道を行き交う人々の記憶に刻まれた、名所としての長い歩みを持つ山です。
アクセス
神奈川県の平塚市と大磯町の境(北緯35.323度、東経139.321度付近)に位置します。相模湾に近い大磯丘陵の東端にあり、東海道沿いの市街地からもほど近い立地です。一帯の県有林約29haは「高麗山県民の森」として整備されており、散策路をたどって山歩きを楽しめます。登山口やコースの詳細、駐車場などは公式情報で確認してお出かけください。
ベストシーズン
広葉樹の自然林が広がるため、新緑が輝く初夏と、木々が色づく秋がとくに美しい季節です。冬でも標高が低く歩きやすく、空気の澄んだ日には相模湾の眺めが楽しめます。季節ごとに表情を変える自然林を、ゆっくりと味わってみてください。
地図
35.3229, 139.3210 · Wikidata
モデルコース
- 1東海道沿いの登山口から高麗山県民の森へ入る
- 2自然林の散策路をたどって山頂を目指す
- 3山上や道中から相模湾方面の眺めを楽しむ
- 4下山後は大磯・平塚の街道の面影が残る町を散策する
豆知識
💡 高麗山を含む一帯は「高麗山県民の森」として約29haが県有林に指定され、身近な自然を守る場となっています。歌川広重が『東海道五十三次』の平塚宿に描いたことで、その山影は江戸時代からの名景として広く知られてきました。
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