
概要
向島(むかいしま)は、広島県尾道市に属する瀬戸内海の島で、芸予諸島の最北端に位置します。面積は約23.31平方キロメートル、人口はおよそ2万2千人と、しまなみ海道が結ぶ島々のなかでも生活感のある賑わいをもつ島です。尾道の市街地とは幅わずかな尾道水道を挟んで向かい合い、渡船に乗ればほんの数分で対岸へ渡れる近さが魅力。造船の島として発展した歴史をもちながら、島の内陸には段々畑や柑橘園が広がり、瀬戸内らしいのどかな風景が今も息づいています。
見どころ
- ●標高283.2メートルの高見山から望む瀬戸内海と島々の大パノラマ
- ●尾道の街並みと向島を隔てる狭い尾道水道と行き交う渡船の風景
- ●しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が貫く芸予諸島最北端の島の立地
- ●造船の島の活気と柑橘園が広がる内陸ののどかさが同居する島の表情
歴史・背景
向島は古くから瀬戸内海の海上交通の要衝に位置し、対岸の尾道とともに港町の文化を育んできました。近代以降は造船業が島の基幹産業として根づき、造船所や関連工場が海沿いに連なる工業の島としての顔をもちます。一方で島の中心部では柑橘栽培をはじめとする農業が続けられ、産業と自然が共存する暮らしが受け継がれてきました。本州と四国を結ぶ西瀬戸自動車道(しまなみ海道)が島を貫くようになってからは、サイクリングの島としても知られるようになっています。
アクセス
北緯34.38度・東経133.20度付近、広島県尾道市に位置します。尾道の市街地からは尾道水道を渡る渡船が最も手軽で、乗船時間はごく短く、対岸との行き来が日常的に行われています。車やしまなみ海道のサイクリングルートを使えば橋を渡って島へ入ることもできます。ダイヤや発着場の詳細は変わることがあるため、最新の運航情報は公式情報で確認をおすすめします。
ベストシーズン
温暖な瀬戸内海式気候に恵まれ、一年を通して穏やかな島旅が楽しめます。柑橘の実る秋から冬にかけては島の農園がいろどりを増し、しまなみ海道のサイクリングには気候の安定した春と秋が特におすすめです。夏は海辺の景色と潮風が心地よく、季節ごとに違った瀬戸内の表情に出会えます。
地図
34.3833, 133.2000 · Wikidata
モデルコース
- 1尾道市街から渡船に乗り、数分の船旅で向島へ上陸する
- 2海沿いの造船所の風景を眺めながら島の港町の雰囲気を歩く
- 3高見山へ登り、展望台から尾道水道と瀬戸内の多島美を一望する
- 4内陸の柑橘園やのどかな里の道をめぐり、しまなみ海道を望んで締めくくる
豆知識
💡 島の最高峰は標高283.2メートルの高見山で、山頂の展望台からは尾道水道や瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できます。尾道の対岸というロケーションから、映画やドラマのロケ地としても親しまれてきました。
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