概要
東泉寺(とうせんじ)は、岐阜県下呂市火打にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号を光明山と称します。本尊は薬師如来。天文年間(1532〜1555年)に桜洞城主・三木良頼が禅昌寺4世の希菴玄密を開山に招いて開いたと伝わる古刹で、境内には本堂のほか青面金剛童子を祀る庚申堂も残ります。下呂の山里にたたずむ、歴史と寺宝の豊かな禅寺です。
見どころ
- ●臨済宗妙心寺派・光明山、薬師如来を本尊とする禅寺
- ●桜洞城主・三木良頼の開基と伝わる戦国期の由緒
- ●下呂市の文化財に指定された江戸期の仏像・書跡など寺宝
- ●青面金剛童子を祀る庚申堂と、益田三十三観音の札所群
歴史・背景
天文年間、桜洞城主・三木良頼が禅昌寺4世・希菴玄密を開山に招いて創建し、その際に寺領として五畝十五歩を寄進したと伝えられます。境内地が開けていたことから当初は切明山と号し、後に現在の光明山へと改めました。江戸時代の木造薬師如来坐像、東嶺和尚筆の紙本墨書出山釈迦図、白隠筆の書跡、印版大般若経、駕籠などを寺宝として所蔵し、いずれも下呂市の文化財に指定されています。
アクセス
岐阜県下呂市火打に位置します(おおよそ北緯35.70度、東経137.22度付近)。下呂温泉で知られる下呂市の一角にあり、公共交通ではJR高山本線の下呂駅が広域の玄関口となります。そこからバスやタクシーで向かうのが一般的です。自動車の場合は高山方面・中津川方面からアクセスできます。山間部のため、参拝前に最新の交通・拝観情報を公式に確認しておくと安心です。
ベストシーズン
山里が新緑に包まれる初夏や、紅葉が映える秋がおすすめです。下呂温泉とあわせて訪れれば、湯めぐりと寺社めぐりを一度に楽しめます。冬は積雪や凍結もあるため、防寒と足元の備えをして訪れてください。
地図
35.6988, 137.2201 · Wikidata
モデルコース
- 1下呂駅または下呂温泉を起点に、山里の東泉寺へ向かう
- 2本堂に参拝し、薬師如来と光明山の山号にふれる
- 3庚申堂や寺宝の由緒を通じて地域の歴史を味わう
- 4益田三十三観音の札所となる境外仏堂へ足を延ばす
豆知識
💡 東泉寺の境外仏堂のうち、焼石の囲繞堂・火打の真如堂・門和佐の説現堂は、いずれも本尊に観音菩薩や地蔵菩薩を祀り、益田三十三観音霊場の第5番・第7番・第8番の札所になっています。点在するお堂をめぐりながら、地域の観音信仰の広がりを感じられます。
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