編集部の記事旅クチ編集部が各種情報をもとに作成・参考: Wikipedia・Wikidata ほか(CC BY-SA / CC0)
概要
林陽寺(りんようじ)は岐阜県岐阜市岩にたたずむ寺院で、薬師如来を本尊とし、山号を慈徳山と称します。美濃新四国霊場の第59番、ぎふ七福神では布袋尊の札所として知られ、地元の信仰を静かに受けとめてきました。真言の開創伝承と、後の曹洞宗としての再興という二つの歴史が重なり合う、来歴の奥行きが魅力の一寺です。
見どころ
- ●本尊の薬師如来と、弘法大師空海による自刻・開創の寺伝
- ●美濃新四国霊場第59番の札所としての巡礼の一場面
- ●ぎふ七福神・布袋尊をまつる福めぐりの立ち寄り先
- ●濃尾地震からの復興を経て今に伝わる境内のたたずまい
歴史・背景
寺伝によれば延暦15年(796年)、弘法大師空海が薬師如来像を自ら刻んで一宇を設けたのが始まりと伝わります。のちに岩田春日神社の別当寺となりますが、永禄元年(1558年)に神社が鍋坂へ移ると寺も北山鵜飼屋へ移り、しだいに寺勢が衰えました。寛文5年(1665年)、監窓宜公が松本全久院の了然玄超を開山に迎え、曹洞宗の寺院として再興。慶応元年(1865年)には正宗寺から天洲薩道が入りました。明治24年(1891年)の濃尾地震で堂宇が倒壊しますが、大正9年(1920年)に復興を遂げ今日に至ります。
アクセス
岐阜市街の東部、岩の一帯(北緯35.448度・東経136.833度付近)に位置します。JR・名鉄の岐阜駅方面から市内交通で東へ向かうのが目安ですが、最寄りのバス停や駐車場の有無は公式情報で確認してからお出かけください。
ベストシーズン
薬師如来をまつる静かな境内は四季を通じて参拝できます。新緑や紅葉の頃は境内の趣が増し、落ち着いて手を合わせたい方には人出の少ない朝の時間帯がおすすめです。
地図
35.4482, 136.8331 · Wikidata
モデルコース
- 1山門で一礼し、慈徳山・林陽寺の由緒に思いをはせる
- 2本堂で薬師如来に参拝し、健やかな日々を祈願する
- 3ぎふ七福神・布袋尊の札所として福を授かる
- 4岐阜市街へ戻り、長良川や周辺の名所とあわせて一日を締めくくる
豆知識
💡 「慈徳山」という山号のもと、真言の開創伝承と曹洞宗としての再興という異なる宗風の歴史を重ねてきた点が林陽寺の個性です。濃尾地震で倒れながらも再び堂宇を立て直した歩みは、この地の人々の信仰の厚さを物語ります。
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