概要
清水寺(きよみずでら)は、福岡県みやま市瀬高町本吉にある天台宗の寺院です。山号は本吉山、院号は普門院、本尊は千手観音を祀ります。九州西国霊場第十六番、筑後三十三観音第二十八番の札所として信仰を集める古刹で、山の緑に抱かれた境内には三重塔や本坊庭園(雪舟庭)が残り、四季折々に多くの参拝者や紅葉狩りの人々でにぎわう筑後屈指の名刹です。
見どころ
- ●最澄開創の伝承をもつ天台宗の古刹・本尊は千手観音
- ●県文化財の三重塔(四天王寺五重塔を模す)
- ●雪舟作と伝わる本坊庭園(雪舟庭)
- ●1745年建立の県文化財・山門
歴史・背景
寺伝によれば、清水寺は平安時代に伝教大師・最澄によって開かれたと伝えられます。最澄は804年から805年にかけて唐へ渡り天台の教えを学んで帰国したのち、一羽の鳥に導かれてこの本吉山にたどり着き、山中の合歓(ねむ)の木で二体の観音像を刻んだといいます。一体は京都の清水寺に、もう一体をこの寺に安置したと伝えられます。山門は1745年に柳川藩主・立花貞俶によって建立され、三重塔は大阪・四天王寺の五重塔を模して1836年に創建、現在の塔は1984年に再建されました。山門・三重塔はともに県の文化財に指定されています。
アクセス
福岡県みやま市瀬高町本吉(北緯33.15度、東経130.53度付近)に位置します。JR鹿児島本線の瀬高駅が玄関口で、駅からはバスやタクシーで山手へ向かうのが一般的です。九州自動車道みやまICからのアクセスもよく、車での参拝には境内周辺の駐車場が便利です。山あいの寺のため、参道には上りの道が続きます。詳しい所要時間や駐車場は公式情報でご確認ください。
ベストシーズン
最も人気が高いのは晩秋の紅葉シーズンで、本坊庭園(雪舟庭)や三重塔まわりが赤や黄に染まる眺めは格別です。新緑の初夏もみずみずしく、山門をくぐる参道が清々しい季節です。庭園をゆっくり眺めるなら、静かな平日の午前中がおすすめです。
地図
33.1511, 130.5254 · Wikidata
モデルコース
- 1JR瀬高駅からバスまたは車で本吉山のふもとへ
- 21745年建立の山門をくぐり本堂で千手観音に参拝
- 3雪舟庭(本坊庭園)を眺めて庭園美を堪能
- 4三重塔まで足をのばし、秋は紅葉狩りを楽しむ
豆知識
💡 本坊庭園は室町時代の画僧・雪舟が作庭したと伝えられ「雪舟庭」の名で知られています。京都・清水寺と同じく最澄開創の伝承をもつことから「もう一つの清水寺」とも呼ばれ、九州の観音霊場をめぐる巡礼の道でも重要な一寺です。三重塔が大阪・四天王寺の塔を手本としている点も見逃せません。
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