
編集部の記事旅クチ編集部が各種情報をもとに作成・参考: Wikipedia・Wikidata ほか(CC BY-SA / CC0)
概要
相島積石塚群は、福岡県糟屋郡新宮町の沖に浮かぶ相島の長井浜に築かれた古墳群です。土を盛るのではなく石を積み上げてつくる「積石塚」が、全長約100メートルの海辺に254基も連なる全国的にも希少な遺跡で、玄界灘を望む砂浜そのものが古代の墓域という独特の景観が広がります。海と一体になった祈りのかたちを、静かな島の空気のなかで感じられる場所です。
見どころ
- ●全長約100メートルの海辺に254基が連なる積石塚群
- ●土でなく石を積み上げる独特の墓制がひと目で分かる景観
- ●玄界灘を望む長井浜と一体になった古代の墓域
- ●2001年に国史跡へ指定された学術的価値の高さ
歴史・背景
この古墳群は4世紀代から7世紀代にかけて営まれたと考えられており、長い年月をかけて数多くの積石塚が築かれてきました。石を積んで墓とする形式は全国的にも珍しく、海に生きた人々の営みを今に伝えています。その学術的価値が評価され、2001年(平成13年)8月7日に国の史跡に指定されました。
アクセス
福岡県糟屋郡新宮町相島の長井浜一帯に位置します(北緯33.76度・東経130.38度付近)。相島は本土から離れた島のため、新宮の渡船場から連絡船で渡るのが一般的です。船の時刻や乗り場、島内での見学経路は変更される場合があるため、詳細は公式情報で確認をおすすめします。
ベストシーズン
海辺の遺跡を歩くなら、天候が安定し海が穏やかになりやすい春から初夏、そして秋が心地よい季節です。連絡船は海況によって運航が左右されるため、風の弱い日を選ぶと安心して渡島できます。夏は日差しが強いので暑さ対策を、冬は玄界灘からの風が冷たいため防寒を心がけると快適です。
地図
33.7617, 130.3761 · Wikidata
モデルコース
- 1新宮の渡船場から連絡船で相島へ渡る
- 2長井浜に広がる積石塚群を海の景色とともに歩く
- 3積石塚の石積みを間近で観察し墓制の特徴を知る
- 4島内をめぐり玄界灘の潮風と漁村の暮らしを感じる
豆知識
💡 土を盛る一般的な古墳と違い、積石塚は石を積み上げてつくられるのが最大の特徴です。海辺に254基もの積石塚が密集する光景は全国でも数少なく、相島が古くから海の交通と深く結びついていたことをうかがわせます。
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