
概要
鹿森ダム(しかもりダム)は、愛媛県新居浜市立川町に位置する重力式コンクリートダムです。二級河川・国領川水系の足谷川に築かれ、堤高は約57.9メートル。せき止められてできたダム湖は「別子の湖(べっしのみずうみ)」と名づけられ、別子銅山で栄えた新居浜の歴史を感じさせる名を今に伝えます。洪水調節・かんがい・発電を担う多目的ダムとして、地域の暮らしと山あいの景観をあわせ持つスポットです。
見どころ
- ●堤高約57.9メートルの重力式コンクリートダムの堂々とした姿
- ●別子銅山の記憶を伝えるダム湖「別子の湖」
- ●洪水調節・かんがい・発電を兼ねる多目的ダムの役割
- ●足谷川の渓谷と山あいに広がる四季折々の風景
歴史・背景
工事は1958年(昭和33年)に始まり、1962年(昭和37年)に完成しました。流域面積は約51.1平方キロメートルにおよび、満水時の総貯水容量は約159万立方メートル。足谷川の水を安定して蓄えることで、下流域の水害を抑え、農地への用水や電力の供給を支えてきました。かつて世界有数の産銅地として名を馳せた別子の山々を背景に、戦後の治水・利水事業を象徴する構造物として歩んできました。
アクセス
新居浜市街から山手へ入った立川町、北緯33.89度・東経133.31度付近にあります。市中心部から国領川沿いに南へ車で向かうのが分かりやすく、別子銅山ゆかりのマイントピア別子方面へ続く道沿いに位置します。公共交通は限られるため、自家用車やタクシーの利用が便利です。開放状況や見学の可否は変わることがあるため、訪問前に公式情報で確認をおすすめします。
ベストシーズン
新緑がまぶしい春から初夏、そして山肌が色づく秋が特におすすめです。別子の湖に映る周囲の緑や紅葉が美しく、ダム下流の渓谷とあわせて四季の移ろいを楽しめます。梅雨や台風の時期は放流が行われることもあり、水量の多い迫力ある表情に出会えることもあります。
地図
33.8939, 133.3097 · Wikidata
モデルコース
- 1新居浜市街を出発し国領川沿いに山手へ向かう
- 2鹿森ダムに到着し堤体と別子の湖の眺めを楽しむ
- 3別子銅山ゆかりのマイントピア別子方面へ足を延ばす
- 4産業遺産と自然を味わい新居浜市街へ戻る
豆知識
💡 ダム湖の名「別子の湖」は、近代日本の銅産業を支えた別子銅山に由来します。産業遺産の町・新居浜ならではの名づけで、鉱山の歴史と治水の歴史が一つの湖に重なっている点がこのダムの奥深い魅力です。
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