概要
青島(あおしま)は、瀬戸内海の伊予灘に浮かぶ愛媛県大洲市の小さな島です。面積わずか0.49平方キロメートル、周囲約4.2キロメートルという小さな島ながら、人よりも多くの猫が暮らす「猫の島」として世界的に知られるようになりました。かつて漁船のネズミ対策に持ち込まれた猫が繁殖し、いまでは島の主役となっています。素朴な港町の風景と、のんびり過ごす猫たちの姿を求めて、国内外から旅行者が訪れます。
見どころ
- ●港周辺に集まる人懐こい猫たちとのふれあい
- ●面積0.49平方キロメートルの小島に凝縮された素朴な漁村風景
- ●最高標高約91メートルの高台から望む伊予灘の眺め
- ●店も自販機もない、非日常の静かな島時間
歴史・背景
青島はもともと旧喜多郡長浜町に属し、イワシ漁を中心とする漁業で栄えた島でした。しかし漁業資源の減少や仕事を求めた人々の都市への流出により人口は大きく減少し、2024年12月時点で島に暮らす人はわずか4人と伝えられます。一方、ネズミ除けとして持ち込まれた猫は天敵の少ない環境で数を増やし、一時は人の数十倍にのぼりました。近年は猫の数も約80匹まで落ち着き、島は静かな余生の場となっています。
アクセス
青島へは本土側の長浜港から連絡船で渡るのが一般的です。北緯33.7度・東経132.5度付近の伊予灘に位置し、大洲市街や松山方面から長浜港を目指すことになります。船の便数は限られており、島には店・自動販売機・宿泊施設がないため、飲み物や食料は必ず本土で用意してから渡ってください。最新の運航時刻や乗船ルールは公式情報で確認を。
ベストシーズン
穏やかな瀬戸内海の気候で一年を通して訪れやすいですが、海が荒れにくく日差しの心地よい春と秋がとくに快適です。夏は日陰が少ないため帽子や水分の備えを、冬は海風が冷たいので防寒をしっかりと。猫たちものんびりしている午前中の便で渡ると、ゆったり島時間を楽しめます。
地図
33.7361, 132.4872 · Wikidata
モデルコース
- 1長浜港で食料と飲み物、猫の餌を準備して連絡船に乗船
- 2青島の港に到着し、出迎える猫たちを眺めながら集落を散策
- 3高台へ上って伊予灘の海景色と港町を一望
- 4帰りの便までのんびり過ごし、ゴミを持ち帰って本土へ戻る
豆知識
💡 青島の猫と人の比率はかつて6対1から10対1と報じられ、高齢の住民が減るにつれて一時は36対1近くにまで達したといわれます。島にはバイクや自転車、商店や食堂もなく、猫の餌さえ本土から持ち込むのが暗黙のルール。かつては小中学校の分校もありましたが、人口減少により1970年代までに姿を消したと伝えられています。
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