概要
御五神島(おいつかみじま)は、愛媛県宇和島市に属する無人島で、日振島の南およそ5キロメートルの海上に浮かびます。周辺は豊かな漁場として知られ、とりわけ磯釣りの名所として多くの釣り客を惹きつけてきました。宇和海の青い海に囲まれた小島は、人の営みが去ったあとの静けさと、豊かな海の恵みが共存する独特の存在感を放っています。
見どころ
- ●宇和海に浮かぶ静かな無人島の風景
- ●磯釣りの名所として知られる豊かな漁場
- ●藩政期のイワシ漁場としての歴史
- ●1965年に無人化した島の人の営みの記憶
歴史・背景
藩政期には宇和島藩領・日振郷のイワシ漁場として開発され、中世には漁民が暮らしていたと伝える古文書も残ります。1947年(昭和22年)には日振島からの引揚者が入植しましたが、台風や野ネズミの被害に苦しめられました。1960年(昭和35年)の国勢調査では人口65人を記録したものの、1965年(昭和40年)に住民全員が島を離れ、以後は無人島となっています。人が住み、そして去った歴史が刻まれた島です。
アクセス
宇和島市の沖合、北緯33.11度・東経132.33度付近に位置し、有人の日振島から南へ約5キロメートルの海上にあります。定期の交通手段はなく、渡航は釣り客向けの渡船やチャーター船が中心となります。無人島のため上陸や周辺での活動には十分な計画と安全対策が必要です。渡船の運航状況や利用方法は変わることがあるため、公式情報や地元の渡船業者で確認をおすすめします。
ベストシーズン
海が穏やかで釣りに適した春から秋にかけてが訪れやすい時期です。磯釣りは魚種によって最盛期が異なるため、狙う獲物に合わせて時期を選ぶとよいでしょう。夏は海の青さが際立ちますが、台風の接近時は海が荒れやすく渡航が難しくなるため、気象と海況の確認が欠かせません。
地図
33.1056, 132.3267 · Wikidata
モデルコース
- 1宇和島市街や日振島周辺で渡船・チャーター船を手配する
- 2宇和海を南下し御五神島へ渡る
- 3磯釣りや静かな無人島の自然を楽しむ
- 4海況を確認しながら本土側へ戻る
豆知識
💡 かつて65人が暮らしたこの島が、わずか数年で無人化した背景には、台風や野ネズミによる被害という厳しい島の暮らしがありました。人の去った今も好漁場として釣り人を迎え続ける御五神島は、宇和海の自然の力強さを静かに物語っています。
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