
概要
小島(おしま)は、瀬戸内海のほぼ中央、来島海峡の西側に浮かぶ愛媛県今治市の有人島です。来島群島を構成する島のひとつで、面積約0.50平方キロメートル、周囲約3キロメートルの「琵琶」に似た形をした小さな島。潮流の速い海峡を望むこの島は、明治期に築かれた芸予要塞の遺跡が数多く残ることで知られ、静かな漁村の暮らしと近代遺構の風景が同居する、独特の存在感を放つ島旅の目的地です。
見どころ
- ●島内各所に残る芸予要塞の砲台跡やレンガ造りの遺構
- ●潮流の速い来島海峡を望む海景
- ●「琵琶」の形にたとえられる小島ならではの島影
- ●漁業・農業・海運とともにある静かな島の暮らし
歴史・背景
明治30年代、日露戦争に備えて瀬戸内海の防衛のためにこの島に芸予要塞が築かれました。砲台跡やレンガ造りの兵舎跡、弾薬庫など当時の軍事施設の遺構が島内各所に残されており、実戦で使われることのなかった要塞が、そのまま近代日本の歴史を語る貴重な遺産となっています。集落は昔から島の南側に営まれ、漁業・農業・海運業とともに人々の暮らしが続いてきました。
アクセス
北緯34.13度、東経132.98度付近、今治市の沖合に位置します。本州と四国を結ぶ来島海峡に近く、今治側の波止浜港などから連絡船で渡るのが一般的です。船便の発着時刻や乗り場は季節や運航状況で変わるため、訪れる前に今治市や運航事業者の公式情報で最新の便を確認してください。島内は徒歩での移動が中心となります。
ベストシーズン
海が穏やかで船が渡りやすい春から初夏、そして秋が過ごしやすい季節です。遺構をめぐる散策は日差しの和らぐ時期が快適で、瀬戸内らしい澄んだ空気の中で海峡の眺めも楽しめます。夏は緑が濃く海遊びの気分が高まりますが、日よけと水分補給の備えを。冬は風が強い日もあるため、船の運航状況を確認して出かけましょう。
地図
34.1261, 132.9797 · Wikidata
モデルコース
- 1今治側の港から連絡船で小島へ渡る
- 2島の南側の集落・船着場から散策をスタート
- 3砲台跡や兵舎跡など芸予要塞の遺構をめぐる
- 4海峡の眺めを楽しんでから帰りの船で本土へ戻る
豆知識
💡 島は「琵琶」の形にたとえられる小さな島で、2007年の時点で世帯数21・人口33人ほどのごく小さな集落が営まれていました。実戦を経験しないまま役目を終えた芸予要塞の遺構が、手つかずに近い形で残る点が、全国の島の中でも珍しい特徴となっています。
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