
概要
砂子沢ダムは秋田県北部にある重力式コンクリートダムで、堤高78.5メートル、堤頂長185メートルという堂々たる規模を誇ります。役割は洪水調節に加えて水道用水の供給も担い、暮らしと防災の両面で地域を支える多目的なダムです。集水面積は17平方キロメートルほどながら、満水時には約44ヘクタールもの広いダム湖を形成し、約865万立方メートルの水を蓄えます。険しい山あいにそびえる大きな堰堤は、見応えのあるダム風景を求める旅人にぴったりです。
見どころ
- ●堤高78.5メートル・堤頂長185メートルの堂々たる大堰堤
- ●満水時に約44ヘクタールに広がる雄大なダム湖
- ●洪水調節と水道用水を兼ねる多目的ダムの機能美
- ●1985年着工・2010年完成という四半世紀の建設史
歴史・背景
建設は1985年に着手され、長い工期を経て2010年に完成しました。着工から竣工まで四半世紀にわたるという息の長い事業で、その間に治水と利水の両立を目指して整備が進められました。近くにある1957年完成の鹿倉ダムが小規模な先輩なら、砂子沢ダムはより新しく大きな世代のダム。同じ北部の山中で、時代の異なる二基を見比べられるのが興味深い点です。
アクセス
北緯40.38度、東経140.77度付近、秋田県北部の山間に位置します。近隣の鹿倉ダムからもほど近く、車であれば二基を組み合わせて巡ることができます。公共交通ではアクセスしにくいため自家用車が基本。山道の運転となるので、道路が安定した季節を選び、詳しい経路は公式情報で確認をしておきましょう。
ベストシーズン
山が生き生きとする初夏の新緑と、斜面が赤や黄に染まる10月中旬〜11月上旬の紅葉が見頃です。広いダム湖に映る山々の色は特に美しく、写真好きにはたまりません。冬は積雪と凍結で通行が難しくなるため、雪のない季節の訪問が安心です。
地図
40.3761, 140.7686 · Wikidata
モデルコース
- 1自家用車で北部の山中へ入り、砂子沢ダムの巨大な堰堤を見上げる
- 2堤頂付近から広大なダム湖を見渡し、山と水面のパノラマを楽しむ
- 3新緑や紅葉など季節の彩りを写真に収めながらゆっくり過ごす
- 4近くの鹿倉ダムへ足を延ばし、規模の異なる二基を見比べて締めくくる
豆知識
💡 貯水量は約865万立方メートルで、これは近くの鹿倉ダム(約85万7千立方メートル)の約10倍。堤高も20メートル対78.5メートルと大きく差があり、「同じ重力式ダム」でも役割と規模がこれほど違うのかと驚かされます。洪水調節だけの鹿倉に対し、砂子沢は水道用水も供給する多目的ダムという点も対照的です。
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