
概要
鹿倉ダムは秋田県北部に位置する重力式コンクリートダムで、堤高20メートル、堤頂長70メートルという小ぶりな姿が特徴です。1957年に完成した比較的古いダムで、主な役割は下流域を水害から守る洪水調節。集水面積は25.1平方キロメートルほどと限られ、満水時には約14ヘクタールの水面が山あいに広がります。派手な観光施設こそありませんが、静かな山里に佇む堰堤とダム湖の景色は、土木遺産的な趣を求める人や、人の少ない場所でのんびりしたい旅人に向いています。
見どころ
- ●堤高20メートル・堤頂長70メートルの小ぶりで親しみやすい堰堤
- ●山あいに約14ヘクタールの水面を広げるダム湖の静かな眺め
- ●1957年完成という戦後治水期の歴史を今に伝えるたたずまい
- ●観光地化されていない、人の少ない山里ならではの静けさ
歴史・背景
完成は1957年(昭和32年)で、戦後復興期の治水事業として築かれた世代のダムにあたります。堤高20メートルという規模は、現代の巨大ダムと比べると控えめですが、当時の技術で確実に洪水調節の機能を果たすことを目的に設計されました。長い年月を経て周囲の緑になじみ、今では山の一部のように風景へ溶け込んでいます。詳しい建設経緯や管理者については公式情報で確認を。
アクセス
北緯40.33度、東経140.76度付近、秋田県北部の山間部に位置します。最寄りの市街地から山道を車で進む形になり、公共交通機関では訪れにくい立地です。レンタカーなど自家用車での来訪が現実的で、山道の運転に慣れた季節を選ぶと安心。詳しい経路や駐車の可否は事前に公式情報で確認をしておくとよいでしょう。
ベストシーズン
新緑がまぶしい5〜6月と、周囲の山が色づく10月中旬〜11月上旬の紅葉期が特におすすめです。夏は涼を求めて訪れるのもよいですが、冬は積雪で道路が通行止めになることが多く、無理は禁物。訪問前に道路状況を必ず確認しましょう。
地図
40.3297, 140.7619 · Wikidata
モデルコース
- 1自家用車で山道を進み鹿倉ダムへ到着、まず堰堤全体の姿を眺める
- 2堤頂付近からダム湖を見渡し、山と水面が織りなす景色を写真に収める
- 3周辺の緑や紅葉を楽しみながら小休止、静けさに耳を澄ます
- 4帰路は道路状況に注意しつつ、北部のもう一基・砂子沢ダムと合わせて巡るのもおすすめ
豆知識
💡 満水時に貯められる水の量は約85万7千立方メートル。数字だけ見ると大きく感じますが、後年に近隣で完成した砂子沢ダムの貯水量と比べると10分の1ほどで、その差が両ダムの役割の違いを物語ります。同じ「重力式ダム」でも規模はさまざまだと実感できる一基です。
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